8月は中旬までお休みをいただきました。
後半2週のスケジュールで行っており、1ヶ月ぶりくらいの活動でした。
でもみんな楽しそうに入室してくれて、それに「積み木をやりたい!」という意欲が高まっていたように感じます。特に「夏つみき」に参加した子どもたちは、集中力が増していて、ご自宅でも「毎日やってました」というご家庭が多かったです。嬉しい!
今週は、ギリシャのサントリーニ島をモチーフに、段々になっている地面造り、階段と、家、という構成を楽しみました。
▶︎水曜幼児
写真を見て、「僕こんなところに住んでみた〜い」と楽しそうに鑑賞しました。
自由にプレイボックスを置いて、固定した後は、海に向かう階段、お隣のおうちへ続く階段、「レストランも写真にあったよね」といろんな視点で街が発展しました。
海の向こうへ、少しずつ階段や長板を下ろしていく工夫をした子、風車を作りたい、と言ってくむくむで表現したり、海と街をぐるっと一周道路が走ったり、とお互いの世界観を干渉せずに調和していました。ボックスの中にお布団をたくさん詰めていた子は「ここは働く人がいるんだよ」と楽しそうなお話をしてくれました。ボックスがあると、お部屋の見立てがしやすく、「お部屋職人」になってくれた子もいました。(空室があればベットなどを置いてコーディネートしてくれます)
▶︎金曜小学生
ボックスを自由に配置したらおうちづくりスタート、大きなエレベーターを作ったり、階段の下に、シャワールームを作ったり、「海に行った経験」「スイミングに通っている話」などわいわいおしゃべりしながら楽しみました。横にながーく繋げたおうちも、ホテルのようにお部屋が連なっていて、リゾート地らしさが出ています。
積む際に、ブルーシートの上に乗るので、「海に入っちゃった〜」と楽しそうにしていますが、時折息を止めたりしていておかしかったです。
2枚目のお写真は、街の地下で畑を栽培している様子。ここでとれたお野菜は、街のレストランで使われ、そこででた種でまた栽培する、エコロジカルな街です。種、栽培、節約、みんなの畑、そんなワードが飛び交い、バラバラに制作していても、1つのものを作っている理解を感じました。
お迎えに来たお母さん方がびっくり。「3人でこんなに作っちゃうんだね」と。なんとこのセリフ、この後、いくつかのクラスでも聞くことになります。
▶︎土曜幼児
「階段づくりは任せて!」と年長の男の子、手早く積んでいくのですが、お友達のおうちも楽しそう、あっちも作りたい、こっちも作りたい!と大忙しなんです 笑
そういう子は実は他のクラスにもいて、「まずひとつつくって、次へ行こう」を練習しないと、結局どれも中途半端で時間切れ、、、ということがよくあります。一つのことに意識を絞っていく練習にもなっていると思いますし、似たようなお友達は、1年半くらいでようやく「90分の短さ」や「時間配分」を学びました。
彼も同じタイプだな〜と思っていますが、他の子に対して良い刺激にもなっていて、たくさん湧き出るアイデアをみんなが受け取っています。お家の中をしっかり作っていく女の子、階段やプールもお手のもので、「プールと図書館にたくさん行ったの」と夏の思い出もお話ししてくれました。
図書館、という場所に馴染みがある子は、天井まで本棚を作る、といって本をたくさん並べました。
これだけ一人で積んだことにみんなびっくり。「海の近くだから濡れちゃうね」と誰かが言うと、「みんなプラスチックでカバーしてあるから大丈夫なんだよ」と水と塩害対策もバッチリでした。
このクラスも3人だったのですが、「3人でこんなに使ってすごい…」と言う声が聞こえました 笑
▶︎土曜小学生
お休み続きだった子と、移動してきた子が初めて出会えて、ドギマギしながらスタート。
写真観察の時、「段々の家にするには、地面も凸凹になってないといけなくてね」と話すと、
「あ〜わかった、高低差を作るってことだ」と教えてくれた小1男の子。その後、みんなでボックスを並べて行きました。
大きなボックスの上に、小さなボックスを置いて欲しかったのですが、まさかの逆で、小、大、小、大、と不安定な積み方に・・・でもやってみようか!とトライしたら、こんなに大きな階段に!!
「大変だけど、暇つぶしにぴったりだ〜」なんて言っていましたけど、やり遂げる力は素晴らしいと思いました。
その横でじっくり自分のペースで階段作りをする子は「先生、開いたり閉じたりする橋もつくろう、あと、隠し扉もつくろう」とアイデアが尽きません。
手前の大きな乗り物は船です。みんなが海をモチーフとしたまちづくりに没頭できました。その後、ピンボードがやりたい!と言うことで出してみると、3人の距離がグッと縮まりました。
「学校はどんなところ?」「8月もいくの?」「どんな宿題があるの?」と年長さんが尋ねると、小1の二人が答えてあげています。ここに混じったら、私対子供達になってしまうと思い、遠くで見守っていました。
こういう関係づくり、いいですよね。時間にしたら10分程度でしたが、とてもいい時間が流れているな、と感じました。
このクラスもやっぱり「3人でこんなに積んだの!?」と驚かれていました。
▶︎日曜親子
体験のお子様と2組で。
海に見立てたビニールシートの上に、どんどん「高さがあったら橋渡し」をして行きます。高さや厚さの一致(基尺の一致)を感じることは、次のクラスや、遊びの発展に欠かせないと思っていて、それが自由にできるのが親子クラスのいいところだなぁと感じます。海の上にプールを作ったり、直方体を少し間を開けて「飛び石」と作ったり‥自分の体験した世界、経験している日常を落とし込めるのは積み木遊びならではですよね。
体験のお子様も、最初は戸惑っていましたが、積み木がもつ力なのか、どんどん積んだり繋げたりしてくれました。モザイクのお魚も泳いでいて、立派な海の街ができました!
▶︎日曜幼児
夏休み明け久しぶりに会う子たち‥一番不安が強いんじゃないか、と心配していたクラスですが、
みんな元気に入室してくれました。写真鑑賞の時間は「海が見えるね」という声に「見えなーい!」とあべこべだらけでしたが、「ボックスを好きに置いてみよう」というとどんどん重ねる 笑
最初はこんなに高くなかったのですが、「あ、ここ積めそう」と思うとすかさず「わくわくトレイで高くしたーい!」と‥笑 それを聞いた子が「はい!柱!」と3倍体を手渡すシーンがあったりと、協力的なコンビも生まれていました。
かと思ったら橋の下を自分が通ってみる!私も!とおふざけしたり、大忙し。
「自由時間は電車作りたいな」と言うので、「もう完成していたら自由時間だよ」と伝えるも、なんだかもじもじしている子。みんなが終わったらじゃないと…と言っていました。
不思議ですね、自由気ままに過ごしたい一方で、みんなで一緒に動くことも少し意識している…。
そんな会話をよそに黙々と作る子、一緒に遊びたがってうずうずしている子、いろんな子の心模様が見えた1日でした。完成した作品はまたもや「3人で作ったとは思えない」量と高さでした!
片付けまで集中力が残ってるかな?と心配でしたが、最後までみんなよく頑張っていました!素晴らしかったです。
▶︎日曜小学生
写真観察も手短に‥「はいはい、ボックス設置ね〜」とどんどん載せて、「お尻をボックスに入れたままやりたいんだ!」と言っていた子もいつの間にか箱から出てアイデア爆発させていました。
本当にいろんな細部にこだわりがあり、全部を紹介しきれませんが、そのいくつかをご紹介します。
個人的にツボだったのが、ベルトコンベアーで運ばれる釣った魚たち。サメらしいです。
そして船には釣竿をもつ人形。帆がちょうどいいのがなく、ティッシュを挟んでいます 笑
いろんなものを利用する、あるもので表現する、とっても大切なことです。なんでも綺麗な完成品を使うことが全てではないと私は思っています。
とはいえ、美しさの体感も大切。この圧巻の窓!素晴らしいですよね。美しいです。よく頑張ったと思います。「このくらいでいいかな」と言う量をゆうに超え、「先生まだワールドピースある?」と何度も聞いてくれました。
かずの木の花壇や、飾り付け、形を組み合わせた大きなレストランのテーブル、みんなで女の子チームはみんなで協力することも楽しみの一つ。よくがんばりました!
大きな風車は女の子と私の合作。重さを調整するにはどうしたらいいかな、こっちに留めたらいいかな?と相談しているうちに何度か羽が吹っ飛び大笑い。棒を変えてみたらどうかな?と女の子が気がつき、挑戦するとしっくり行きました。
今月は2週連続ですので、次回はもう来週!
体験のご予約は9月にお願いいたします。