今週はみんな大好き家づくり!家づくりは、個人制作になりがちですが、その名も『みんなのいえ』という絵本を読んでからのスタートです。みんなの家づくり、どうなるかな…
▶︎金曜幼児クラス
お休みがいたので、ちょっと寂しかったですが、それぞれが思い思いの家づくりをスタートしました。
「みんなの家だから、お風呂はここにしようか?」などいろんな声かけをし、二人で写真を確認する姿はとても可愛らしかったです。女の子が「煙突を作ろうかな」というと、「高い方がいいよ」と協力する姿も見られました。
▶︎金曜小学生クラス
こちらのクラスでは、机の上で、大体の間取りを考えました。私も一緒に混ざって作りましたが、隣で同じように積む子が。真似っこはとてもいいことです。こう積むんだよと教えるのではなく、本人がそれいいな、と思って真似て、一度取り込んでから、再構築する様子がとても良かったです。いろんな得意なことが関わり合って、最後はみんなが絵本の中にある物語を追いかけ、自分の物語も楽しむ姿がとても良い空気感でした。
ところで読み聞かせの時に、絵本の中のお家が、どんどん温もりを持ったものに成長していくのですが、ある子が「豊かになっていくんだね」と呟きました。その言葉こそがとても豊かで、絵本や積み木の時間がいつか温度のある思い出となって残ればいいな、と思いました。
▶︎土曜幼児クラス
振替の子が多かったですが、誰一人気にせず、みんなワイワイしていて、ホッとしました。
そして、ぐっと集中する瞬間は、全保護者に見ていただきたいほどでした。(ここ最近で一番だったような)やはり、みんな大好きなテーマだからでしょうか。次々とやりたいことが生まれていきます。「何作ろうかな」と手が止まっている子も、しばらくすると何かは積んでいる。何を作っているわけでもない様子なんだけど、「ただ積んでみた」みたいな様子でした。ここでなんとなく既視感が…こんな子いたな、、、とよぎりました。今小学生クラスにいる子がまさにそうでした。でも、どんどんいろんな小技(?)を覚えてからは、お気に入りの積み方ができて、繰り返し作るようになりました。そして、「これが私のお気に入りなんだ」と自信を持っていえることが大事だと思います。
ところで、別の子にですが、あまりにもかっこよくで独創的だったので、「何を作ったの?」という野暮な質問をしてしまいました。手を動かしているうちにできたものに、名前などないのかもしれません。そして幼児であればあるほど、名もなきものはたくさんありますね。「ただ積んでみた」でいいと思います。こういう言い方をする子の多くは、「本当はもっと積めるようになりたいな〜」というのが滲んでいます。そういう部分を育みたいなと思いました。
▶︎土曜小学生
大大大好きな家づくり。みんなで一つのお家だよ、と言ってスタートし、間取りから始めました。
ちょっと気乗りしない子も、天体望遠鏡作りには興味津々。このクラスはみんなが自信家なので、「教えて」というのがちょっと出てきにくい…苦笑。「一緒にやってみたら?」「聞いてみたらいいよ」というと、「え〜いいよ」と天邪鬼だったり、「本当は知りたくない」と言ったり…こんな時、どう声かけたらいいのかな、と悩むのですが、いろんなお膳立てをするのは違うかな、と思って見守っています。こどもたちは、今すぐにできなくても、きっと盗み見て、自分のものにする貪欲さはあるものだと信じています。
そしてとても気まぐれなクラスですので、「一緒に手伝って〜」と言って駆けつけてくれる時もあれば、「今自分ので忙しいから」と言われしまうことも。今日もそんなシーンがたくさんありましたが、子どもたちがどう和を持っていくのか、観察していました。やはり気まぐれに反応してそれぞれが、それぞれの着地点で満足している様子でした。
▶︎日曜幼児クラス
みんなでお家つくろうね、というと、私先生のお隣がいいなーと言ってくれる子もいて、私も積む仲間としてカウントされていることに嬉しくなりました。間取りを決めながら台所や、お風呂、トイレなどを作りました。トイレはたくさんできてしまい、「うちには5個あるんだよ」という冗談も飛び出ましたね。屋根も工夫、協力する場面が見られ、幼児さんたちが、助け合って仲間になっていく様子がとても良かったです。
畑づくりでは、いろんなビーズの色分けをみんなが協力していて、途中喧嘩もありながらも、本人同士て解決していく姿も成長を感じました。ある子が作ってくれた、とうもろこしご飯は、本当に匂いが立ち上がってくるような作品でした。
▶︎日曜小学生クラス
今日から新しいお友達が入り、さらにパワーアップして活動しました。
間取りを作って私も仲間に入れてもらいましたが、「こっちにつなげないでね」と言われたり、散々でした 笑 新しいお友達が、積み木で物騒な文字を書くと(ここでは一応伏せておきます・笑)、他の男子たちは大喜び。次はどんな文字だろうとワクワクしていました。男の子の仲良くなる方法の秘訣を見た気がします。男女問わず、ニューカマーに興味を持って接してくれて、分かりづらい思いやりをいくつかを垣間見て、ほっこりしました。
片付けの時「久々にいろんな種類がみんな出てるね〜」と保護者に言われて気がついたことが。
ワールドピース、モザイク、ビーズ、かずの木をたくさん使って、電気やカメラ、りんご飴、テーブル、などいろんなものを作っていました。それぞれの工夫、形特有のアイデアを駆使しているところが経験だなぁと感心します。ひらめきも大事ですが、経験も大切。
「あ、これ何年か前に作ったよね」と兄弟のうちの弟くんの方に言うと、すかさず「違う!それは僕だよ!」と兄が。確か2年くらい前の体験の時に作ったものだったのですが、歴史を積み重ねているなぁとじんわりしました。