1月2回目は「お家を作ろう」というテーマでした。
どの子もお家づくりは大好きなテーマです。
小さい子にはイメージしやすく、大きい子は作り込みやすい、馴染みのあるものです。
だからこそ、絵本は読んだことがないものにしたいな、と思い、全クラス、
『どんないえにすみたい?』という絵本に決めました。
建築家ヘンリエッタ(ネズミです)が、いろんな動物たちの家を手がけるとても可愛い絵本です。
▶︎金曜幼児クラス
ひとりひとりが、「これをしたい!」という創作意欲が高い金曜クラス。
「私はかえるのお家がいいな」という子もいれば、「僕は自分の家を作るよ!」と決めている子も。
お互いが干渉し合わず、でも互いの家は行き来しあって、楽しく広がっていました。
絵本に出てくる魚の家(迷路のような)に挑戦する姿や、自分のタオルをカーテンやお布団に変えながら、「ホテル経営」をする姿も 笑 「めっちゃやさしいホテル」というホテルだそうです。(この後、紙に書いて、貼りました)
▶︎土曜幼児クラス
個性派粒揃いの土曜幼児クラスですが、ここ何回か、とてもまとまりのある活動になっています。
それぞれがのめり込む時間が長くなり、そして深くなっている気がします。
集中する、のめり込むことが上手になっていますね。
家づくりは、絵本を真似て作る子が多かったです。
印象的だったのは、さぁ家を作ろう、とした時、無言で積み始めたこの子(4枚目)
大体、「僕はこれ作るー!」と言ったり、にぎやかに始まるのですが、スッと積み木を持って、
静かにどんどん積み始めます。ビジョンがあるのかないのか、こちらには分かりませんが、迷いがなくフロー状態に入り込んでいく姿が見られました。「できた!」と満足げに完成させてから、お友達と一緒にわいわい遊ぶ様子もまた可愛かったですね。
手が止まっている子も、じっと観察していると、何を作るか決まれば眼差しは真剣。階段づくりに時間をかけた子も、「僕はねこういうの得意なんだよ」とお話ししてくれました。
▶︎日曜親子クラス
親子クラスさんも、絵本の中に出てくるいろんなお家に釘付けでした。
プレイボックスを組み立てて、どんどん大きくするのが大好きな2人。
組み立てて、隣と繋げたり、長い板で滑り台や線路に見立てて、お家づくり、まちづくりを楽しみました。
(2枚目の写真)教室で一番小さな子が、じっくり積んで、「高さがあったら橋渡し」と行って、作品を広げていく姿が嬉しかったですね。(高さが合ったら橋渡し、は教室の小さい子に向けた呪文のようなものです 笑)
▶︎日曜幼児クラス
新入会ラッシュでして、ドキドキと不安が入り混じる、不思議な空気感の日曜幼児クラスでした。
先週入会、今週入会のお友達と、3年目?の個性派の男の子でスタート。
絵本の通り作り込んでいく男の子、細部までよく見て頑張っていました。
大きなプレイボックスを繋げて、みんなの作品を調和させてくれた子、
ながい階段を遠いところから作り始めた子(1段目の方から)
どんなふうに仕上がるか未知でしたが、3人で作ったとは思えない世界観となりました。
(建物の遠くから階段を作り始めたので、到達するのか、距離感が掴めないままのスタートでした、ヒヤヒヤ)
はじめての子も、私や周りの子の言葉を聞いて、「電車」というキーワードが聞こえれば、線路をつなげてくれたり、一番年上の子も「僕もそれ手伝いたいな」という協働をしてくれて、とても優しい空気が流れていました。
▶︎日曜小学生
どんなカリキュラムを持ってきても、「お家づくり」になってしまう小学生クラス。
いざ「お家づくりだよ」と言って「やったー!」ってなるかな?と思ったら、ならない・・・笑
淡々と作っていましたね。
ボックス大小、積み木4箱ずつまず配ったのですが、「え!?これしか使えないの?」ですって。さすがです。
でもそう言ってた子、最終的には全然使っていませんでした。というのも大きくなればなるほど、無意味に積んでいる積み木が少なくなります。最小限の積み木で、シンプルに作り出します。そして細かい形の積み木でいろんな表現をするようになります。
(低月齢のうちに、いろんな形の積み木が不要な理由はここです)
サクサクとすごいスピードで危ない建築をする子、カラフルに仕上げたり、作ったものを突然壊して作り直したり、いろんなドラマがありましたが、やはりみんなが和やかに集中できたのは「大好きな家づくり」だったからでしょうか。今日はみんなの家を繋げる作業も協力的に動いてくれる子も多くて、一体感のある活動となりました。