2023年5月2回目の活動報告
前回作った粘土の宇宙人を楽しみにしてきてくれた子が多く、
室内にはいると「あ!僕の(私の)宇宙人!」と言ってかけよる姿がみんな可愛かったですね。
前回の続きで、宇宙人に会いに、ロケットを作ろう!というテーマでした。
▷土曜幼児
たっぷり円柱スチロールで遊んだあとは、絵本の読み聞かせ。
どんどん高く積みたくなるような、そんな内容に刺激されてか、
細長い円筒タワーを中心に、ロケットづくりが始まりました。
子ども達4人はとても仲良しで、誰かが面白いことを言うと(すると)みんなが全力で大笑いしちゃうクラスです。
そして本当に周りをよくみている、聞いている子が多い。
誰かのやってることをじーっと見つめて、「よしやってみようかな」という子もいれば、黙々と自分の作品を作っているのだけど、耳だけは聞いていて、突然会話に入っていたり 笑
そんなメンバーなので、ロケット作りも1人1つではなく、共同作品グループと、個人グループに分かれました。
揉めちゃうかもだから、1人ひとつのロケットかな、と準備をし始めたところに、「私ここで一緒にやる(友達の作り始めたロケットの横で)」「うん、いいよ」の声が聞こえてきました。
大人の方が(私が)「喧嘩しそうだから離れてやってもらおうかな」なんて先走ってしまって、申し訳なくなりました。
みんなで一つのものを作ることって、ところどころ「思うように作れない」こともあります。そこをバランスよく着地点を見つけ、仮に見つけられなかったらどうするか、ということを学んでいくんですよね。
こういう経験は、異年齢児、また母子分離クラスの良いところだと思います。(親子クラスだと、どうしても自分の子どもに謝らせがちになってしまいますし…)
一方で、1人で積み始めた子がいました。
「みんなとやる?」と声をかけましたが、「私は1人でやる」と言う返事。(これもまた、講師側にひとりぼっちじゃ可哀想かな、という先入観が混じっていたと思います。)
みんなでやっても、1人でやっても、どちらでも大丈夫そうだったので、3人グループと1人制作と、2手に分かれての活動になりました。
ロケットの胴体部を作り終えると、翼の部分や、ロケットの周りで荷物を運ぶ人、運ぶ車、宇宙人研究センターが建設されました。
1人コツコツと作っていた子は、ロケットの中にレストラン、屋上があり、宇宙麻婆豆腐と、宇宙ラーメンが食べられて、屋上では星を眺めて寝っ転がれます。(後で聞くと、兄弟や母親の好物だったようです)
そんな美味しそうな会話に、「よし、あっちのロケットに続く道路が必要だ」と直方体の道が繋がっていきました。
みんなが作った宇宙人がロケットに乗り込み、
リトミックスカーフで炎を再現していたら、炎がロケットに引火(笑)
逃げ遅れた宇宙人と、救出活動に入る消防車のサイレンの音。(誰かがウーウー言っています)
いつの間にか、みんなが一つのストーリに入り込んでいくような、そんなクラスです。
帰宅後、クラスのお母様より「娘が、親子クラス以上に楽しんでいます。」とメッセージをいただきました。
そうなんです、親子クラスからいる子たちは、その成長が実感できる時期だと思います。
お母さんと離れて「自分のやりたいこと」を他の誰かと共有して承認されていく経験は、小さな子どもの心に勇気とエネルギーを蓄えます。
▷日曜親子クラス
一名お休みで、お子様2名でスタート。
円柱スチロールでたっぷり遊んだ後、ロケットを作ろうかな、と思ったのですが、なんと板の上にどんどんプレイボックスを載せていきます。そして貨物列車が完成!
乗ったり降りたり、時折エンジンを切ったり入れたり…
まだまだ載せたい!と一生懸命でした。
読み聞かせの絵本に登場する「しょうちゃん」のように、どんどん積んでいました。
ロケットは作らない?と聞くと、うん、貨物にする。と言うので、そのまま作り続けました。すると立方体で線路を作り、貨物列車と、線路が完成。弟君が、モザイクを入れている箱をひっくり返したことで、「線路にひく砂利」に見立てることに。
線路の中にモザイクをばら撒いてどんどんリアリティを追求します。
嬉しかったのが、「こんなに集中したのは珍しいんです」というお母さんの言葉。
今まで落ち着きがなくて、とおっしゃっていたのですが、今日は本当に最後の最後までたくさん作りこみ、遊びこみました。
帰る時に「あ〜楽しかった」と言ってくれたことも、とっても嬉しかったです。
弟君も円柱スチロールにコロコロ乗っかったり、手を伸ばして積んでみたり、円柱の「転がる向き」や性質について、しっかり体感していたと思います。
▷日曜幼児
円柱スチロールでの発散遊びは、幼児クラス特有の盛り上がり!
転がるだけで、誰かが笑うだけで「きゃ〜!」と大はしゃぎでした。
車輪を運んでいたを転がすのも、みんな役割を理解して楽しんでいました。そして順番も待てましたね。
その後絵本の時間になると、みんながちゃんと座り(寝転び 笑)静かに聞いて、
高く高く、宇宙の果てまで積み木を積んでしまう「しょうちゃん」をみて「そんなのできないよ〜」「危ないよ〜」と呟いていました。
ロケットづくりは、二手に分かれました。
驚いたのが、いつも割と「先生と一緒に…」とくっつきがちの男の子がすごく成長して積んでいたこと。
長板の積み方も独特で、カッコよかったのが印象的でした。
長板は人気で数が足りなくなることも多いのですが、「貸して」と言われると、「いいよ」とかせる優しさにも感動しました。
モザイクをしっかり飾り、炎に見立てたスカーフを出そうと思いましたら、「もうあるよ」と。
三角のモザイクで火を表現してくれていたんです。
飾りだと思っていたけれど、自分なりに写真をみて、炎を作っていたそうです。感動しっぱなしの感性でした。
ロケットがだいたい出来上がると、道路で繋いでくれたり、マンションができていたり、だんだんとバラバラだった作品が繋がっていきました。
自分で作った宇宙人を載せてあげよう、というと、みんながお人形遊びを楽しみ、関わり合いが生まれていました。
▷日曜幼小クラス
円柱スチロールでみんながのって遊ぶのは、流石のチームワーク!
みんなの素早い動きで、板もスムーズに流れてとっても楽しかったです
サーファーになったり、緊急搬送されたり、愉快な子どもたちに笑いが絶えませんでした。
まだまだ遊べたのですが、「積み木やるかぁ」というと、スイッチが切り替わります。「絵本を読むよ」と言って座ってもらおうとすると前のめりすぎて怖かったです 笑
前回自分たちが作った宇宙人を確認して、ロケットの写真をみながらチームで作り始めます。
「1人で作りたい?みんなで作りたい?どっちでもいい?」と聞くと、1人で作りたい人1名、どっちでもいいが5名。
と言うことで、2グループと、1名で作り始めました。
まだ新しいクラスになって4回目。モジモジしながらも、なんとなく、全体の完成図へ近づけていきます。
各々がどこを作っているのか、ぼんやりしながらではありましたが、最終的にはなんとかなっちゃってる不思議。
今日はどのロケットも素敵だったし、1人でやっていた子は「あ、俺やっぱ変えるわ!」と言って、突然全て壊したのも、毎度ながらあっぱれです。(潔すぎてすごい)
「やりたい」と言う気持ちが、「疲れ」だったり「妥協」を飛び越える、この子の集中力は素晴らしいです。
「先生みて、ここいいでしょ」と言う言葉がたくさん聞こえたのも嬉しかったし、造形遊び以上に、積み木はじっくりこどもたちの感性を受け取れます。本当に楽しい2日間。
ありがとうございました。
次回は6月10日(土)幼児クラス、6月11日(日)親子クラス、幼児クラス、幼小クラス です。
体験レッスンは、日曜親子クラスで承ります。
その他はご相談ください。
ではまた。